電子棚札でフルカラー表示!?表示技術を説明します

小売店のDX化を支えるデバイスの一つとして注目されている電子棚札。

今回は、そんな電子棚札で多彩な色の表示ができるフルカラーについて解説します。

 

電子棚札とは

 

まず、電子棚札について簡単に説明します。

電子棚札とは英訳の「Electronic shelf label」の頭文字を取り、「ESL」とも呼ばれ、従来の紙の値札に代わるデジタルの表示器として注目されています。

 

電子棚札を導入するメリットは主に以下の3つです。

  • 値札を張り替える作業の手間を削減できる、
  • 自由に価格を変更できる
  • 付帯のNFC機能などを用いて販売促進効果を狙える

 

一方で電子棚札は以下のようなデメリットもあります。

  • 導入コストがかかる
  • 訴求力が劣る

 

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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大手家電量販店やスーパーなどで導入され始めている電子棚札。 今回はそんな電子棚札を導入するメリットとデメリットについて解説します。   電子棚札を導入するメリ…

 

訴求力に対する課題

上記でも述べましたが、電子棚札のデメリットの1つに訴求力が劣るということが挙げられます。

現状、電子棚札の多くは、2色(白・黒)または3色(白・黒・赤)でしか色を表現できません。

 

そのため、商品の値段や商品名などのテキスト情報だけでなく、商品のビジュアル情報を表示させたい多くの利用者からは以下のような不満がありました。

 

・もっと実際の商品の良さを伝えたい

・商品イメージ写真を表したい

・実際に目にした通りの色を表現したい

 

そんなユーザーの希望に応えて、今ではそれ以上の色を表現できる機種が使われるようになりました。

4色(赤・黒・赤・黄)、7色(白・黒・赤・黄・橙・緑・青/現在は画面サイズ5.8インチのみ)などの色が表現できるようになり、より商品の良さを消費者に訴求できるようになりました。

この7色の表示技術が生まれた背景について説明します。

 

フルカラー表示の方法

電子ペーパーメーカーのEink社がカラー表示技術を開発しました。

電子ペーパーについてはこちらをご覧ください。

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7色のタイプはフルカラーとも呼ばれ、電子ペーパーはAdvanced Color ePaper(ACeP)※1と呼ばれています。電子ペーパーの根幹の技術である電気泳動ディスプレイ(EPD)※2の各ピクセルがカラーフィルターアレイ(CFA)を使わずにフルカラーを表現できるようになりました。

 

フルカラーとは、コンピューターのディスプレイで表示する色に関するモードの一つです。1画素当たり24ビット以上の色情報をもつ。1677万7216色を表現できます。

 

※1 ACePは、有色顔料を使用して、カラーフィルターアレイのように隣接する画素の組み合わせによって色を作り出すのではなく、各ピクセルそのもの自体がフルカラーであることから、色の豊かさを表現しています。そして、フルカラーになったからといって電力消費が大きくなるきおとなく、これまで通り省電力と視認性を維持しています。

※2  EPDは、透明な液体中で浮動する微粒子を電解負荷によって移動させて文字や画像を作り出します。

参考

Eink|カラー電子ペーパー

 

フルカラー電子棚札

前述の通り、電子棚札では画面サイズ5.8インチのみの展開ですが、今後のサイズ展開は十分にあります。

 

 

電子ペーパーと液晶ディスプレイとの違いはその圧倒的な低消費電力です。

画面の切り替わり速度は液晶ディスプレイよりも時間がかかります。

しかし、電力消費は画面書き換える時に使われるだけなので、液晶ディスプレイタイプよりも、より少ない電力で利用ができるメリットがあります。

 

まとめ

いかがでしたか。

今後もますます表示技術が進化し続ける電子棚札。

GRトレードではフルカラーの電子棚札もございます。

また、電子棚札レンタルプランをご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。